#1 南出典子 さん

= Profile =

南出典子さん

みさと天文台近くの登録有形文化財に指定されている築300年の古民家の宿「うえみなみ」を経営。
中田の棚田再生プロジェクトのメンバーとして、広報などに関わっている

ー 中田の棚田に関わるきっかけは?

宿を8年やってて、観光協会とかまちづくりだったりとか、そういったところのお手伝いをさせていただいてるうちに、まちづくり推進協議会っていう団体の副会長になりました。そこの会長さんが中田の棚田の会長でいらっしゃって、一緒にやらないかっていうこと言ってもらったことがきっかけですね。

ー 中田の棚田でどんな活動をしてますか?

中田の棚田再生プロジェクトのチームに入っているので、運営とか広告の掲載などをすることが多いです。また、中田の棚田の再生活動として草刈りや石取りなども、棚田サポーターズの皆さんと一緒にやっています。

ー 棚田サポーターズとは?

棚田の再生に関わる有志のボランティアで、誰でも参加できます。棚田サポーターズになってくれる人を集めたり、来てもらったりするのも私の役割になります。
>>棚田サポーターズについてはこちら

ー 棚田に関わって楽しかったことは何ですか?

最初は草ぼうぼうで、棚も見えないくらいの山だったんですけど、草刈りをして整備していくとあんなにきれいになるんだといった感動ですね。あとは、お米ができて食べた時のおいしさも感動ものですね。

棚田の原木シイタケの収穫

ー 棚田の活動が始まって4年経ちますが、何か自身の変化などありましたか?

宿のこと、棚田のことは楽しいんですが、やってると忙しいんですよ。結構忙しくてちょっと宿をほったらかしみたいなところもあったりするんですけど…。でも、やっぱり作業をするとか、土を触るとか、自然の中でたくさんの人と喋るとかっていうのが好きですね。何かストレス解消になるんですよ。体は疲れるんだけど…。暑い夏は、汗をたくさんかいて疲れるんだけど、気持ちがいい。冬は寒いんだけど、体を動かして温まるとか、楽しいですね。色んな人と関わることで、心の余裕が出てきた、リフレッシュできてきてるっていう感じですかね。

ー 色んな人と関わることで、心の余裕が出てきた、リフレッシュできてきてるっていう感じですかね?

そうですね。体も健康だし。棚田に行けば、ダイエットとか全然気にしなくなりますね。急斜面を歩いたりとかすると、結構な歩数になるんですよ。逆にいうと、健康だからできてるっていうのもあるんですよね。その健康を維持するためにも棚田で体を動かしたりとか、喋るっていうのは、すごくいいと思います。

ー 棚田に来られてる方って、結構年配の方でも元気な方いらっしゃいますよね?

体の調子がいいって言う方も何人か、たまににいたりします。私もそうですが。健康になれる棚田ですね。

ー 今後、中田の棚田がこんな場所になっていったらいいなって想いを教えてください。

プロジェクトのメンバーなので、何年か先の計画だったりとか、みんなの想いだったりとかもありますが、個人的には、今やってるお米がちゃんと毎年とれて、自分で作ったお米を食べて、野菜もみんなで作ってる場所になったらと思います。あと、カフェとか、ゲストハウスとかっていう計画もあるので、そういったものに自分も関わっていきたいし、楽しみだなと思ってます。

ー 最後に、見ている方に一言どうぞ

話にもでてきたように、自然の中にいるとか土を触るとか、そこで仲良い人としゃべるとか笑い合うとか、そういうのってすごい健康にもなるし、自分のためにもなるし、とにかく楽しいですよね。私は定年の年齢に差しかかってきてるんですが、今まで一生懸命働いてきた人が次のステップに上がる時って、やっぱり自然に触れることとか、おいしいものを食べることとか、自分を健康にすることとかっていうことに興味を持ってくると思います。それには棚田はうってつけかなって思うし、たくさんの人が来てくれて、たくさんの人と知り合って、たくさんの人としゃべりながら作業することが私の夢でもあるので、皆さん来てください。お待ちしてます!!

ー 南出さん、ありがとうございました!!

YouTubeでインタビュー動画のフルバージョンを公開中!!